はじめに
近年、AI技術の発展により、様々な分野で革新が進んでいます。その中でも、対話型AIは、私たちの生活に身近な存在となりつつあります。対話型AIであるChatGPTを普段から利用している人も多いのではないでしょうか?
Googleが提供するGeminiも、そんな対話型AIの一つです。
Geminiには、無料版とGemini Advancedの2種類が存在します。
今回は、Gemini無料版とGemini Advancedの8つの違いを徹底比較し、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。
1. 利用料金
- Gemini: 無料
- Gemini Advanced: 月額1,200円(税込)
→Gemini Advancedは、Google One AI プレミアムプランの特典として利用できます。
2. 利用できる機能
機能 | Gemini無料版 | Gemini Advanced |
---|---|---|
文章生成 | ○ | ○ |
情報検索 | ○ | ○ |
データ分析 | ○ | ○ |
要約 | ○ | ○ |
翻訳 | ○ | ○ |
質問応答 | ○ | ○ |
コード生成 | △ | ○ |
Google Docsでの利用 | × | ○ |
3. 処理速度と処理できるデータ量
- Gemini 無料版: やや遅く、小規模
- Gemini Advanced: 高速で、大規模
4. 生成できる文章量
- Gemini 無料版: 短い文章(約7万字から10万字程度)
- Gemini Advanced: 長い文章(約14万字から70万字程度)
生成できる文章の種類に違いはありませんが、Gemini Advancedの方が、長く、論理的で、誤字の少ない文章を作る能力に長けています。
5.コードの生成能力
- Gemini 無料版: 簡単なコードの自動生成
- Gemini Advanced: 複雑なコードの自動生成
数行程度の簡単なコードであれば、無料版でも生成することができます。
例:簡単なWebサイトのHTMLコードやCSSコード
例:簡単なデータ処理用のPythonコード
また書きかけのコードを補完し、完成させることもできます。
例:関数名や変数名を忘れてしまった場合でも、推測して補完してくれる
例:構文エラーが発生している箇所を特定し、修正案を提示してくれる
一方Gemini Advancedであれば、数万行規模の複雑なコードでも、エラーが少なく読みやすいコードが生成できます。また、Python、JavaScript、C++、Java、Goなど、20以上の豊富な言語に対応しています。Google Colabを使っている方は、Geminiで生成した画面からすぐにコードを実行できます。
まとめ
Gemini無料版は、まずGeminiを試してみたい方や、複雑な機能を利用しない方におすすめです。一方、Gemini Advancedは、より高度な機能や高速な処理速度を求める方、大規模なデータ分析や長い文章生成、Google Docsでの利用を希望する方におすすめです。
自分に合ったGeminiを選んで、AI技術を活用して、仕事や生活をより効率化、創造化していきましょう!