1. Adobe Fireflyとは?
Adobe Fireflyは、Adobeが2023年3月にリリースした画像生成AIです。
英語だけでなく日本語のプロンプト入力も可能です。主に画像生成やテキストのエフェクト生成に注力しており、クリエイターの創作活動をサポートするために開発されました。
2. Adobe Fireflyの特徴
以下は、Adobe Fireflyの特徴です。
2.1 著作権が許諾されたデータのみをAI学習のインプットにしている
Adobe Fireflyは、著作権の利用を許諾されたデータのみをAI学習のインプットにしています。これにより、生成される画像に著作権の問題が起きないようになっており、安心して成果物を利用できます。
2.2 Adobeの他サービスと連携して使える
Adobe Fireflyは、Illustrator、Premiere Pro、Photoshopなどの他のAdobeサービスと連携して使用できます。例えば、Illustratorでは手書きしたイラスト案からパターンを抽出し、アウトラインデータの自動作成を行えます。Premiere Proでは、テキスト指示を入力するだけで動画内の背景加工やエフェクト追加を実施できます。
2.3 画像を柔軟に加工できる
Adobe Fireflyでは、テキスト指示による画像の柔軟な加工が可能です。例えば、画像内のオブジェクトを別のものに変更したり、画像にない建造物を追加したりできます。色やテイストも自然な仕上がりに調整でき、クリエイターの創作活動を広げることができます。
3. Adobe Fireflyの機能
Adobe Fireflyに搭載されている機能を以下に紹介します。
3.1 Text to image(テキストで画像作成)
テキストを入力してイメージ画像を生成できます。生成した画像はスタイル変更が可能です。
画像生成AIと聞いて、もっともピンとくる機能だと思います。
3.2 Generative fill(生成塗りつぶし)
テキスト指示によって選択した箇所の編集ができます。
Photoshopなどのツールから直接プロンプトを入力し、背景の差し替えや建造物の変更などがワンタッチで行えます。
3.3 Text effects(テキスト効果)
IllustratorやPremireProで作成したテキストに対してスタイル変更やエフェクト追加を行えます。
指定したテキストをさまざまなバリエーションに加工できます。
3.4 Generative recolor(生成再配色)
SVGファイルの画像に対して、豊富なカラーバリエーションを適用できます。
白黒の画像でも複数のバリエーションを作成可能です。
4. まとめ
Adobe Fireflyは、クリエイターにとって有益な生成AIツールであり、想像力だけでは描けなかったものを描いたり、何時間も時間がかかっていた作業を効率よく進めてくれます。
また、著作権の問題をクリアにして、安全に商用利用できるという特徴もあり、多くのエンジニアの支持を得ているツールです。